【タイ】タイ政府広報局によると、25日朝、タイ南部ラノン県でミャンマー人密入国者を乗せたピップアップトラックにタイ軍の兵士が発砲し、トラックに乗っていたミャンマー人の男性2人と女性1人が死亡、男女5人が重軽傷を負った。軍側はトラックが停車命令を無視して軍の車両に向かって来たためやむを得ず発砲したと主張。トラックを運転していたタイ人の男(35)は警察の取り調べに対し、500バーツでミャンマー人の輸送を請け負い、国境から県内の建設現場に送るところだったと話している。
タイで就労するミャンマー人は合法、不法を合わせ数十万人に上り、多くが漁業や建設、精米所など、タイ人が嫌う肉体労働に従事している。ミャンマー軍事政権が自国民保護に無関心なため、タイ国内での立場は不安定で、搾取を受けやすい状況にある。
タイに密入国を図り死亡する事例も多い。2008年にはラノン県でトラックの荷台に詰め込まれたミャンマー人密入国者54人が窒息死した。今年1月末にはタイ北部ターク県でミャンマー人の男女9人が行方不明になり、このうち8人の射殺体が見つかった。密入国を図ってタイの警官らに捕まり、わいろを払えずに射殺されたとみられている。今月22日にはラノン県沖の海上でミャンマー人とみられる男性4人の死体が見つかった。いずれも銃で頭を撃たれ、後ろ手に縛られてひもでつながれていた。タイ警察は何者かがミャンマー人労働者を殺害後、海に捨てたとみている。
http://www.newsclip.be/news/2010226_026766.html
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