2009年9月14日月曜日

ヤラーで兵士5人射殺される

 タイのテレビ報道によると、9月13日午後7時ごろ、タイ深南部ヤラー市の路上でタイ軍義勇兵のグループが銃撃を受け、5人が死亡、2人が負傷した。義勇兵のグループはモスクで食事をとり、外に出て数十メートル歩いたところ、ライフル銃で撃たれた。犯人はピックアップトラック1台とバイク2台に分乗し、路上にくぎをばらまき逃走した。治安当局はイスラム過激派の犯行とみている。

 深南部ではイスラム教の「ラマダン(断食月)」に入った先月から爆破、銃撃テロが頻発し、多数の犠牲者が出ている。12日にもイスラム教徒の天然ゴム園労働者の男性がのどを切られ殺害された上、死体を燃やされるなど、5人が殺害された。

 ヤラー、ナラティワート、パタニー、ソンクラーのタイ深南部4県にはもともとイスラム教徒の小王国があったが、約100年前にタイに併合された。現在も住民の大半はマレー語方言を話すイスラム教徒で、タイ語、仏教が中心のタイでは異質な地域となっている。イスラム教徒住民の一部は断続的にタイからの独立運動を続け、2001年に武装テロを開始。以来、イスラム教徒、仏教徒の双方の住民、兵士、警官ら3,000人以上が銃撃、爆破などで死亡した。イスラム教徒側の死者も多く、治安当局者による超法規的処刑、報復テロなども疑われている。深南部を担当するタイ陸軍第4管区はテロ活動に加わっているイスラム教徒住民の数を8,000人程度と見積もっている。

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2009年9月13日日曜日

首相、クーデター前の情勢への逆戻りを欲しているグループが存在

 アピシット首相は9月13日、クーデターが発生した2006年9月19日前の情勢に戻すことを狙っているグループが存在している事を明らかにした。

 この発言は、先にタクシン元首相の従兄で元国軍最高司令官のチャイヤシット・シナワット大将が、国内正常化に繋がり国家に改革をもたらすものであればクーデターを支持する事が出来る。タクシン元首相は恩赦誓願によりもたらされる奇跡に強い期待を寄せていると発言した事について聞かれた際に明らかにしたもので、アピシット首相はチャイヤシット大将が現在の様な情勢下で何故この様な不用意な発言をしたのか疑問に感じるとした上で、国内をクーデター前の情勢に戻すことを画策しているグループが存在している事を明らかにした。

 また、反独裁民主主義同盟が19日に大規模集会及びデモ行進を計画している事に関しては、集会参加者の大多数が情勢激化を望んでいない事から集会やデモ行進自体が過激化するような事は無いとの見通しを示すと共に、最も懸念されているのが集会に乗じた第三者による情勢扇動行為であると指摘した上で、前日にターニー国家警察長官代行に対して第三者の動きへの最大限の警戒を要請した事を明らかにした。

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タイ貢献党、騒乱に乗じた政治官僚によるクーデターに警戒せよ!

 タイ貢献党のプロームポン報道官は9月13日、政府に対して国内治安維持法適用を契機とした情勢激化に乗じた政治官僚によるクーデターに警戒するべきであると指摘した。

 プロームポン報道官は、反独裁民主主義同盟が大規模集会・デモ行進を計画している19日にあわせて国内治安維持法が適用される事により、国民の不満を煽りソンクラーン期間中と同様な騒乱状態に陥り、更に第三者による情勢扇動に乗じて政治官僚が、タクシン元首相が政権の座から追われたのと同様にアピシット首相の外遊中に実権掌握に動く恐れがあると指摘した。

 その上で、プロームパン報道官は、この様な不穏な動きを防ぐためにも次期国家警察長官の指名人事が双方一致を原則においた全国20万人以上の警察官が満足できる形で行われる事が重要であると指摘した。

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