タイ政府は16日、治安部隊と衝突して抵抗を続けているタクシン元首相の支持団体「反独裁民主統一戦線(UDD)」支持派の封鎖作戦を継続するため、17、18日の2日間、首都バンコクを休日とすることを決めた。またUDD幹部に投降を求めるとともに、バンコクの繁華街を占拠しているUDD支持者のうち、老人や女性、子どもらの17日午後3時(日本時間同日午後5時)までの撤退と、デモの自主的解散を強く要求した。
政府は衝突による犠牲者が増え続ける事態をこれ以上容認することはできないと判断。UDD側の出方次第では強硬手段を用いてでも、18日までに事態を正常化させる強い決意を示した。だがUDD側は徹底抗戦の姿勢を崩しておらず、政府の狙い通りに混乱を収拾できるかは不明だ。
双方の衝突が続くバンコクでは16日も一部地域で銃撃戦などが発生し、新たに7人の死亡を確認。UDDが占拠する繁華街の封鎖を治安部隊が始めた13日以降、4日間の死者数は32人、負傷者は約240人に上った。
UDD幹部は16日、政府が軍を撤退させるなら国連の仲介で政府と交渉する用意があると述べたが、政府側は拒否した。
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/05/2010051601000246.htm
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