2009年7月2日木曜日

タイ下院議員、憲法違反で失職の危機

 政府から事業権を得ている企業やマスコミの株式を国会議員が保有することを禁じた憲法規定に違反した疑いで、下院議員約70人がタイ選挙委員会の取り調べを受けている。

 選挙委はこのうち与党民主党の28議員について、今月14日に最終判断を下す予定。有罪の場合は議員失職となるため、タイの政局はさらに不安定さを増す見通しだ。

 選挙委は6月に同じ容疑で上院議員17人の罷免を憲法裁判所に要請している。

 調査を受けている下院議員の所属政党は民主党など与党陣営40人以上、タクシン元首相派の野党タイ貢献党23人など。タイの下院は定数480で、6月末時点の議席数は民主党173など与党が270前後、タイ貢献党187など野党が200前後。

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