刑務所内でメチル入り炭酸飲料、3人死亡

　バンコク週報によると、バンコク都に隣接するパトゥムタニ県内の刑務所に服役中の受刑者複数が、メチルアルコール入りの炭酸飲料を飲み、うち3人が死亡するという事件が起きた。死亡した3人はそれぞれ、違法薬物密売、窃盗、強姦の罪で服役していた。この他、16人が入院（うち2人は重症）し、24人が尿検査を受けた。

　調べによれば、今月6日、違法薬物を密売した罪で服役しているエカチャイ受刑者が刑務所内の職業訓練学校での作業中、メチルアルコールをこっそりとペットボトルに入れ、持ち出した。その後、それを炭酸飲料に混入させ、回し飲みをしたとみられている。

　エカチャイ受刑者は、「かゆみ止めのため、シャンプーに入れて使おうを思った」と自供しているが、警察では、擬似飲酒体験をするため、受刑者仲間に頼まれて盗み出したものとみて、厳しく取り調べている。

　なお、死亡した3人のうち、2人はすでに親戚が遺体を引き取りにきたが、残りの1人は家族・親戚と連絡がとれないとの事。

バンコク週報記事
http://www.bangkokshuho.com/news.aspx?articleid=8952

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