2009年7月18日土曜日

タクシン氏の近況


 タクシン元首相派の野党タイ貢献党のスラポン下院議員は17日、14日にアラブ首長国連邦のドバイでタクシン元首相に会い、記者団からの質問に対するタクシン氏の回答を受け取ったことを明らかにした。

 スラポン氏によると、タクシン氏はタイの政治状況が与党民主党と野党タイ貢献党という2大政党制に近付いているという認識を示した上で、軍幹部が民主党を支持し、職業軍人ではなく政治に首を突っ込んでいると非難。一方、民主党とタイ貢献党による連立政権も短期間ならばありうるという考えを示した。 

 自身の今後については、死んで魂になっても戦うと述べ、反タクシン派への反撃を止めないと宣言。プミポン国王に謁見を許された場合は自分が国を愛し王室に忠実だということを伝えたいと述べた。

 長年連れ添った前妻のポジャマンさんと昨年離婚したことについては、自分は政治闘争を続ける必要があり、ポジャマンさんは政治が嫌いだったためと説明。また、子供には政界入りを勧めないと話した。

 タクシン氏は国外滞在中の昨年10月、国有地購入をめぐる汚職で懲役2年の実刑判決を受け、以来帰国していない。スラポン氏はタクシン氏が7月26日に60歳の誕生日を迎えるため、誕生日プレゼントの葉巻を届けるためドバイを訪れた。

タイランドなび

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