9月22日の「世界カーフリーデー」に先立ち、バンコク都庁ではマイカーの使用を控えるよう都民に呼びかけていたが、交通渋滞はまったく改善されなかった。
ある都庁職員は、「この日の夜、スクムパン都知事の誕生会があったため、いつにも増してマイカー出勤する職員が多かった」と話していた。
また、自転車愛好家らも「カーフリーデー」に道路を走る自動車の台数が減ることはなかったと口を揃える。ナコンパトム県から毎日往復60キロメートルを自転車通勤している男性によれば、「キャンペーンが大々的に行われた週末だけは自転車の数が増えたが、『カーフリーデー』当日はみんな自家用車を使用していた」という。
都庁職員でさえマイカー出勤を止めなかった「カーフリーデー」だが、エネルギー省では大臣を始めとして高官が、自転車で政府庁舎に向かうなどして省エネ活動をアピールした。同省では、日頃から通勤にはできるだけ公共交通機関を利用するよう呼びかけている。
なお、バンコク都で1日に消費されるガソリンの金額は3億バーツにのぼるという。また、週に1日だけ10%の人がマイカー通勤をやめた場合、年間3,000万バーツの節約となり、二酸化炭素の排出量も1日あたり2,200トン減少するとのことだ。
タイランドなび バンコク観光情報
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