国益損なう行為、野党議員に非難集中！

　野党・タイ貢献党幹部のチャルム議員が、カンボジアのフン・セン首相に対し、カシット外相が同首相を批判したビデオを送ると述べたことに対し、各方面から非難が相次いでいる。このビデオは、カシット氏が外相就任前に、反タクシン組織「民主主義市民連合（PAD）」の集会で発言したことを収録したもの。

　上院外交委員会のプリヤナン副委員長は10月5日、「カシット氏は現在タイの外務大臣。過去の言動を取り上げるのはきわめて不適切」と指摘した。また、ステープ副首相も同日、「チャルム議員は、自分たちのことしか眼中にない。国益を損なうことも意に介していない」と強く非難した。

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