2009年9月30日水曜日

瞑想ツアーで観光を活性化

 タイ国政府観光庁(TAT)では、タイ国内での「瞑想」を新たな観光テーマとして諸外国にアピールする準備を進めている。

 TATのアトラクション・プロモーション部では、「タイは世界有数の仏教国で、仏教遺跡に触れ、瞑想を行うために訪れる外国人もいる。早急に瞑想施設と提携したパッケージツアーを立ち上げ、観光促進につなげたい」と期待を示す。

 TATの調査によると、現在タイ国内には1,000カ所以上の瞑想施設があり、そのうち35カ所については観光客の受け入れ準備が整っているとのことだ。TATでは、「瞑想ツアー」を紹介するガイドブックやCDを早急に作成し、世界各国のTAT支局に配布する予定という。

 また、アジアや欧米諸国から旅行会社やメディア100人近くを招き、タイの瞑想施設を案内する計画だ。

 英国ケンブリッジ大学の仏教専門家は、「経済が低迷し社会的不安が強まる中、西洋諸国では瞑想への関心が高まっている。瞑想施設の豊富なタイは世界的な『瞑想拠点』となりうる」と話している。

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