5日朝、前日までに民主主義市民連合によるスワンナプーム国際空港占拠に絡んで警察からテロ容疑で出頭令状が発行されたカシット外務大臣が、出頭令状が発行されようとも外務大臣を辞職する考えが無い意向を表明している事が明らかになった。
これは、カタールを訪問中のカシット外務大臣に代わり大臣補佐官のピニット・ウィギットセート氏が明らかにしたもので、ピニット氏によると、カシット外務大臣は既にアピシット首相に対して外務大臣としての職務を引き続き遂行する意向を伝達済みであること、また、出頭期限である16日に出頭する意向である事を明らかにしていたという。
カシット外務大臣は先に、仮に空港占拠に絡んで"逮捕状"が発行された場合には即座に辞職する意向である事を明らかにしていた。
一方、民主主義市民連合のスリヤサイ調整役は、二空港占拠に絡んで警察側がテロで立件する方針を明らかにしている事に対して、根拠がない過剰な容疑を連合側に着せようとしていると指摘している。
スリヤサイ氏によると、二空港占拠は騒乱を意図したものでは無く憲法の精神に則った不当な政府に抗議する為の平和的な抗議活動の一環として行われたものであると主張した上で、警察側の対応は、空港占拠中に連続発生したM79攻撃の実行者の逮捕を放棄する一方で、連合による首相官邸占拠に繋がった広域同時大規模行動に対して国家反逆罪を適用し、結果として上級審から罪状が取り消されたケースと同じ轍を踏むものであると指摘した。
スリヤサイ氏によると、東南アジア諸国連合関連会議を中止に追い込んだだけでなく、内務省内で首相の命を奪おうとした反独裁民主主義同盟の方に遙かに思い罪状が着せられるべきなのだという。
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