南部国境三県域に拠点を置く情報当局筋は7日、域内で発生している一連の不穏な動きに関与している分離主義組織が当局による検問をかわすために女性を利用して爆発物を運搬しているとして、関係当局に対してバイクを含む全ての車両に対する検問を強化するよう勧告した。
一方、ヤラー県ラーマン郡内では7日夕方、電柱脇で発生した爆発事件現場の検証中だった当局関係者と人数不明の一味との間で約15分間に渡る銃撃戦が発生したとの通報を受けた軍関係者が応援の為に現場に向かっていた際に路上に仕掛けられていた爆発物が爆発し、軍関係者5人が重傷を負った。尚、一部報道は、当局者を狙った銃撃事件の現場検証に向かっていた軍関係者を狙った爆発が発生したと報じている。
また、ナラティワート県ヂョアイローン郡内では、バイクの2人乗りで路上を走行中だった17歳のイスラム教徒の男性と友人男性が、路上脇に潜んでいた人数不明の一味(報道によりバイクに乗った2人組)に銃撃され2人とも死亡した。
警察側は、死亡した2人が何れも分離主義組織の構成員だった疑いがあることから、組織内の抗争が事件の背景にある可能性もあると見て捜査を開始した。
同県ルゥーソ郡内では6日午前、線路の安全確認作業中だった軍関係者を狙った爆発が発生し、村自警組織に所属する男性(31)が片足を吹き飛ばされる重傷を負い、10人前後の軍関係者が負傷を負った。
更に、パタニー県パナーレ郡内では6日深夜、バイクで路上を走行中だった31歳のイスラム教徒の男性が何者かに銃撃され死亡した。男性は副村長の息子だった。
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