2009年8月27日木曜日

サンティカ・パブ火災、補償金は1人たったの3万バーツ!

 今年の元旦、バンコク都内スクムビット通りの「サンティカ・パブ」で火災が発生。66人の死者と数百人の重軽傷者を出したが、8月26日に行われた第2回目の話し合いでも、遺族や被害者が納得するような補償は経営者側から提示されなかった。

 今回の話し合いで、パブのオーナーは弁護士を通し、「補償金は犠牲者ひとりにつき3万バーツ(約84,000円)。それ以上は支払えない」と金額を提示した。

 これに対し被害者側は、「オーナーだけでなく、共同経営者や株主らも責任を負うべき」と、補償額に強い不満を表明。消費者保護委員会でも被害者側の提案に同意し、「次回の話し合いが行われる11月25日までに、被害者の納得いく補償を提示してほしい」との考えを示した。

 次回の話し合いで合意に至らなかった場合、被害者側はパブ経営陣を起訴する方針。サンティカ・パブの経営には33人が関わっていたという。

 火災からすでに8カ月が経つが、いまだに補償金を受け取れない被害者が相当数に上っている。

タイランドなび
         

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