2009年8月24日月曜日

雇用回復の兆し、「V字型」か「W字型」か?

 人材サービス大手「マンパワー」(米国本社)が、タイをはじめアジア太平洋諸国の雇用状況について、今後2、3カ月の間に急速に回復する兆しがあると発表した。

 初めてタイを訪れたジェフリー・ジョレス代表は「タイは米国や英国、ドイツなどよりも早い回復となりそうだ。しかし、これがV字型になるかW字型になるかは現在のところまだ予測できない」と述べた。

 マンパワー(タイランド)のサイモン・マシュー責任者によると、電子や自動車製造業においては雇用回復が顕著で、この不況下でも「低コストベース」の価値が見直され、増産や再投資を検討する企業も増えているという。

 同社が673社を対象に行った調査によると、2009年下半期に雇用を増やす予定の企業は33%で、59%が現状維持、カットを行う企業は8%と、1月に実施した調査時よりも楽観的な予想となっていることが判明した。

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