タクシン氏の爆殺未遂疑惑については、爆発物を積載した乗用車を運転していたタワチャイ中尉が起爆用の装置を所持していなかったこと、また、ターゲットとされたタクシン元首相を乗せた車が既に通過した後だったことから証拠不十分で無罪とした。
3人は控訴する方針で、1人80万バーツの保釈保証金を積み即日保釈された。
この事件に関しては、使用された乗用車が販売台数が限られた目につきやすい韓国Daewoo社製のものだったこと、また、積載されていた爆発物が起爆できない状態にあったにも拘わらず政府側が必要以上に爆発物が起爆できる状態にあった事を強調したこと等から、政府側が仕組んだ自作自演だったのではないかとの見方もされていた。
タクシン政権は当時、反政府派の街頭デモなどで追い詰められ、同年9月の軍事クーデターで追放された。爆弾事件の捜査はクーデター前に将官クラスまで及んでいたが、軍事政権の発足で迷宮入りとなった。
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