タイのテレビ報道によると、同じ村の何者かに性的な暴行を受け、妊娠8ヶ月になる貧困家庭に生まれた重度身体障害者の女性(18)がサラブリ県内に住んでいる事が9月27日明らかになった。
これは、窮状を見かねた住民が女性・児童の権利擁護財団を主催するパウィナー・ホンサグン女史に通報した事により明るみになったもので、被害にあった女性は視力、聴覚、精神等に障害を持つ殆ど寝たきりの生活を送っている重度身体障害者との事。
アユタヤ県内にある市場で魚を商う為に、毎日3:00に家を出て10:00に帰宅する生活を送っているという女性の母親(41)が、郡長や郡警察署副署長を伴い現地を訪問したパウィナー女史に語ったところによると、約2ヶ月前に娘が妊娠している事を知り警察に通報し、同じ村内に住む2人に対して事情聴取が行われたが、何れも釈放され、それ以降は一切捜査に進展が見られていなかったとの事。
また、母親によると、父親は新しい女を作り家を出てしまっており、自分が外出中は誰も女性の面倒を見る者がいなかったという。
パウィナー女史は、住民から手紙で寄せられた通報には、犯人は村内の者で、いつ逮捕されるか恐れおののきながら生活していると記されていた事を明らかにした上で、女性が出産した子供のDNAをもとに犯人を特定し法的措置を講じるべきであるとの考えを示した。
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