行政裁判所は9月30日、捜査当局が凍結を命じたタクシン一族の銀行口座から税未納分などを支払わせるという国税局の命令を無効とする判決を下した。
この命令は、タクシン元首相の長男・長女がサイアム・コマーシャル銀行に預けた300億バーツから、シンコープ株売買に絡む税金など120億バーツを国税局に支払うよう求めたものだ。
しかし銀行側は、「預金は、資産調査委員会(すでに解散)が差し押さえを決めたタクシン一族の資産760億バーツの一部となっている」として、国税局の命令を拒否していた。
行政裁は、「資産調査委から捜査を引き継いだ国家汚職制圧委員会(NACC)は差し押さえを解除しておらず、資産没収を審理中の最高裁が判決を下すまでは口座凍結は有効となる。そのため、国税局の命令は無効」と判決理由を説明した。
クール・バンコク
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