タクシン元首相、数カ国から発行されたパスポートを所持か？

　パニット外務相補佐官は、タクシン元首相が「TAKKI SHINEGRA」という偽の名前で、複数のパスポートを所持し、世界各国を行き来しているとの情報を得たことを明らかにした。既にニカラグア・モンテネグロ・ウガンダから発行されたパスポートの可能性があるとしており、非公式で国際刑事警察機構（インターポール）のタイ支部に連絡したという。

　タイ政府は、首相時代の職権乱用で禁固2年の有罪が確定している元首相を刑に服させるべく、その居場所を突き止めようと努力しているが、偽名旅券のために本人特定・身柄送還に支障が出ることも考えられるという。

　タクシン元首相は、タイ経済を急成長させたとして、経済手腕を買われ、発展途上国を中心に政府の経済顧問等を要請されている。最近ではタイ隣国のカンボジア政府から経済顧問を要請され、元首相が受託している。

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