2009年11月24日火曜日

サマック元首相が肝臓がんのため、療養先の病院で死去

 ガンで療養中の第25代首相のサマック・スンタラウェート氏が、入院先のバンコク都内にあるバムルンラート病院で11月24日朝、死亡した。23日に容態が悪化し、集中治療室(ICU)で治療を続けていた。享年74歳だった。

 サマック元首相は、タクシン派の政党であったタイ愛国党の解党処分により多くの有力者が選挙権を剥奪され、なり手のなかった市民の力党(すでに解党処分)の党首に就任。その後の総選挙(2008年12月)で同党が政権党となったことで、第25代首相に就任した。

 同氏は、昨年9月9日に憲法裁判所より、テレビ番組に出演し出演料を得ていたことは、首相の副業禁止にあたり憲法違反であるとした上で、首相資格の剥奪を宣告され政界から引退した。

 昨年11月に米ロサンゼルスに肝臓がん治療のため訪米し、今年1月21日に帰国し療養生活を続けていた。帰国後は、公衆の面前に出ることはなかった。

 また、療養中に親しいオンライン経済新聞関係者とのインタビューの中で、首相時代に取り巻きのいいなりになっていた事を悔いる発言をし話題になったこともあった。

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