2009年8月24日月曜日

アピシット首相、指導力欠如を全面否定

 次期警察庁長官の人選が内相(与党第2党・国家威信党党首)などの反対で紛糾し、首相の指導力が問われる事態となっている。

 アピシット首相(政権党・民主党党首)は8月21日、激励に集まった民主党議員らに対し、「首相の責務は国をまとめること。これができなければ、首相を辞めなくてはならない。だが、わたしは今も首相としての役目を果たしている」と強調し、「首相の指導力欠如で政権運営が困難になっている」との見方を全面的に否定した。

 だが、関係筋によれば、首相も民主党首脳部も努めて平静を装っているが、21日には今後の対応を協議する緊急会議を開いており、国家威信党の「造反」を重大視している。

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