タイの大手行、サイアム・コマーシャル銀行(SCB)は10月20日、7―9月期の最終利益が前年同期比7.7%増の52億バーツだったと発表した。カード、保険の窓口販売、資産運用などの事業拡大で非金利収入が30.1%増の68.6億バーツに増加した。金利収入は6.7%減の105.9億バーツだった。
SCBのウィチット最高経営責任者(CEO)は「経営努力で急激な景気悪化を乗り切った」「経済危機は終わりに近づいている」という認識を示した。
SCBの9月末の貸出残高は前年同期比1.2%増の9,000.1億バーツ、預金残高は6.5%増の9,543.1億バーツ。不良債権比率は4.7%で、1年前の5.2%から低下した。株式時価総額は2,890億バーツで、資産総額1位のバンコク銀行(株式時価総額2,310億バーツ)、4位のカシコン銀行(1,970億バーツ)を上回り、タイの金融機関中最大だった。本支店数も最多の961店。
SCBは1906年にタイの王族が設立したタイで最も古い銀行。現在もタイ王室が約30%出資している。
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