2009年11月2日月曜日

国王陛下の健康不安説を流布させた男女2人を逮捕!

 タイ地元紙やテレビ報道によると、11月1日、警察は先月中旬に入院中のプミポン国王(81)の容体が悪化したという風説を流布し、タイ証券取引所(SET)市場の株価を操作した容疑で、元UBSセキュリティーズ役員の女性(43)とKTシミコー・セキュリティーズ勤務の男性(37)を逮捕した。

 風説を流布した容疑者2人は、証券会社2社の経営幹部と社員で、女性はスワンナプーム国際空港でウィーンから帰国したところで逮捕され、男性はKTシミコーの本社があるシーロム通りのリバティスクエアビル内で逮捕されたという。

 今回王様の病状に関する風説を流布したことで、SETの主要指数であるSET指数は2日間で7.2%下落した。タイには不敬罪があり、王室批判は厳罰の対象となる。2006年のクーデターでタクシン政権(2001―2006年)を追放した軍部は、タクシン元首相の王室に対する不敬をクーデターの理由の一つに挙げている。

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