タイ地元紙によると、カンボジア国営テレビは11月4日夜、同国政府が正式にタイのタクシン元首相を経済担当政府顧問に任命し、シハモニ国王が承認したと報じた。
また、タクシン元首相の元法律顧問のノパドン氏(元外務大臣)も5日、カンボジアのフンセン首相の顧問にタクシン元首相が据えられた事を当人が既に知っている事を確認した上で、滞在先であるドバイで忙しいタクシン元首相が当面カンボジアを訪問する予定がない事を明らかにした。
尚、ノパドン氏は、今回の顧問就任がタクシン元首相一派が目指すタイ政府への揺さぶりの一環として行われたとの見方があることに関しては、関係していないとした。
一方、タクシン元首相は、Twitter上で顧問に据えたフンセン首相に感謝の意を表明するメッセージを掲載した。
メッセージの中でタクシン元首相は、この人事がシハモニ国王により認証された事を名誉な事であると思うとしたが、自分にとっては自らの手でタイ国内の貧困撲滅に取り組む事の方が楽しい事であるとした。
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