2009年7月21日火曜日

前首都圏警察長官、連合幹部暗殺未遂事件の捜査資料を漏洩したスパイとの疑惑を否定

 アサウィン国家警察長官補(前首都圏警察長官)は20日、民主主義市民連合幹部のソンティ・リムトーンクン氏暗殺未遂事件関連の捜査資料を外部に漏らしていたスパイであるとの疑惑を否定した。

 先に暗殺未遂事件の捜査班の指揮を執っているターニー国家警察副長官が、捜査班内に捜査資料を外部に漏らしていたスパイがいたことが捜査の進展を遅らせる要因の一つになっていた事を明らかにしていたが、アサウィン長官補佐によると、自身はターニー副長官が副長官としての職務を遂行できない場合にその職務を代行する立場で同副長官の職務権限の範囲内で暗殺未遂事件の捜査に関与する事はあるが、同副長官が指揮する暗殺未遂事件の捜査班には所属しておらず、また同捜査班の捜査関係の情報の殆どを内部ではなくマスコミの報道から得ている立場でしかないのだという。

 また、アサウィン長官補佐は自身が管掌している班の捜査結果が暗殺未遂事件に関与した容疑者2人に対する逮捕状発行に多少の貢献をした事を認めた上で、ウドンターニー県内に潜伏中であるとも伝えられている2人に関しては、これまでの捜査により依然南部に潜伏中である可能性が高いとの見方を示したが、それ以上の詳細に関しては直接捜査班側に質問をして欲しいと語った。

 一方、アサウィン長官補佐が捜査の進捗状況をパチャラワート国家警察長官に報告する立場にあったと指摘されている事に関しては、全てはターニー副長官に報告し、同副長官がパチャラワート長官に報告する流れになっているが、同長官から直接照会があった場合には概略だけを報告する事はあったとした。

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