バンコク都内ヤンナワ区で7月20日、オートバイ専門店にマスクを着用した強盗が押し入り、現金やノートパソコンを奪った。
新型インフルエンザ対策のマスク着用キャンペーンを悪用した犯罪とみられる。
店主によれば店を開けようとしていたところ、男3人(うち2人がマスク着用)が現れ、店内にいた店主など3人をピストルで脅して縛り上げたあと、店内にあった現金や貴重品を奪ってオートバイで逃走したという。被害は総額50万バーツに及ぶ。
また、店主ら3人はピストルで頭部を強打され負傷した。
警察によれば、犯人は現金の保管場所を知っていた様子で、内部の事情に詳しい者の関与が疑われるという。
一方、金宝飾品店「金行」の組合は現在加盟店に対しマスク着用の客に特に注意するよう呼びかけている。これは、これまでフルフェイスヘルメットで顔を隠した強盗事件が多かったが、今後は代わりにマスクをして犯行に及ぶケースが懸念されるためだ。
このほかタクシー協会によれば、運転手がマスクをしたタクシーは客に敬遠され売り上げを大幅に減らしているという。これは、運転手の顔がよく見えないことを嫌う客がいるほか、運転手からの感染を恐れる客が多いため。
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