アジア開発銀行は、タイ経済は回復に向かいつつあるが、そのスピードは緩やかで、この状態がこの先数年続くとの見方を示した。
同行によれば、タイなど輸出に大きく依存しているアジアの国々は、世界同時不況と米国の失業問題の影響をもろに受けており、米国、日本、欧州の景気が低迷したままでは、輸出の順調な回復は望めないという。
同行が今年3月に示したタイ経済の成長予想は、今年がマイナス2.0%、来年がプラス3.0%となっている。だが、来年については、今年第1四半期がマイナス7.1%と予想を上回る落ち込みだったため、予想値が下方修正される見通しという。
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