今月3日、タイ人ニューハーフのピチャヤーさん(通称ヤー、35)と英国人男性のブラウンさん(47)の結婚式がピチャヤーさんの実家があるタイ東北部ナコンパノム県の村で行われ、ピチャヤーさんの家族、親族や近所の村人、ブラウンさんの友人ら数百人が2人の門出を祝った。
昨年、東部パタヤ市でパブの支配人として働いていた新婦が交通事故でけがをした新郎の世話をしたのがなれそめ。新郎はタイ人女性を乗せバイクを運転中に事故に遭ったが、この女性がすぐにいなくなったことから、ピチャヤーさんが面倒を買って出て、交際が始まったという。
結婚相手についてピチャヤーさんは「ソムタム(パパイヤサラダ)だろうとヘビのスープだろうとなんでも食べられるし、ほかの国の男性よりおおらか」。ブラウンさんは「パタヤのパブで酒をおごってくれたし、けがをしたときに助けてもらった。働き者で、料理が上手」とほめた。ピチャヤーさんの母親のカムルアンさん(73)は「とてもうれしいです。ヤーは6人兄弟の末っ子で、生まれた時から心は女の子でした。みんなに愛され、性転換手術のときにも、兄弟、親族の誰も反対しませんでした」と喜びを語った。
結納金は現金50万バーツ、乗用車1台など計280万バーツで、新婚旅行は香港に行く予定。ピチャヤーさんはブラウンさんの出資でナコンパノムでレストランとビューティーサロンを開業しており、結婚後はカムルアンさんと一緒にナコンパノムに住むという。
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