タイのアピシット首相は30日、7月16―23日にタイ南部のプーケット島で開催される東南アジア諸国連合(ASEAN)外相会議とASEAN地域フォーラム(ARF)の警備に向け、7月10日から24日まで、プーケット島に国内安全保障法を発令する方針を明らかにした。同法の発令により、プーケット島の治安は軍主体の国内安全保障司令部(ISOC)の管轄となる。
タイ政府は4月にタイ東部パタヤ市でASEAN日中韓などの首脳会議を開いたが、会場のホテルに反政府デモ隊が乱入し、各国首脳がヘリコプターで脱出、会議は中止された。ホテルを警備していた警官、兵士の数がデモ参加者より多かったという情報もあり、パタヤの地元財界などから、特に警察の治安維持能力に対する不満が出ていた。
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