マニット副保健相は7月17日、「抗インフルエンザ薬のオセルタミビル(商品名タミフル)の効かない患者が増加する恐れがある。このような事態に備えタイ保健省が、同じインフルエンザ治療に効果のあるザナミビル(商品名リレンザ)を備蓄する準備を進めている」と報告した。
季節性インフルエンザについては、すでに各国でオセルタミビル耐性ウイルスの出現が報告されている。しかし、新型インフルエンザに関しては世界保健機関(WHO)も現段階では耐性ウイルスが広まる兆候はないとしている。
また国営医薬品メーカーの政府医薬品機構(GPO)によれば、「特許が有効なためザナミビルをGPOが国内製造することはできない。だが緊急事態となれば、強制実施権(特許権者の許諾無しに特許権を行使する権利)を発動して国内製造することも可能」とのことだ。
なお、現在インフルエンザ治療に有効な抗ウイルス薬はノイラミニダーゼ阻害薬のオセルタミビルとザナミビル、M2イオン・チャンネル阻害剤のアマンタジンとリマンタジン(商品名フルマジン)の4種となっている。
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