インフルエンザの症状を訴える患者が急増したことで、大手医療機関ではその他の疾病の患者の治療や手術を遅延するなどの対応を余儀なくされている。
マヒドン大学付属シリラート病院には、7月初旬の5連休だけで約3,000人がインフルエンザの症状で来院。そのため、同院では集中治療室の一部をインフルエンザ患者に開放したり、他の疾病の患者の治療スケジュールを変更するなどした。
また、チュラロンコーン大学付属病院には、毎日100人以上が「新型インフルエンザではないか」との不安を抱えて訪れているという。同院では感染拡大を防止するため、インフルエンザが疑われる患者の専用コーナーを特別に設けて対応している。
一方、医療機関では職員の健康維持について懸念を示すところが増加。この数カ月、医療スタッフは激務を余儀なくされているが、新型インフルエンザが拡大を続けた場合は状況がさらに深刻化するとみられている。
0 件のコメント:
コメントを投稿