2009年9月8日火曜日

住宅建設を途中放棄、被害者が刑事訴訟へ

 住宅の建設を途中で放棄されたとして、被害者10人が9月3日、警察に被害届けを提出した。

 被害者のひとりで俳優パコーン・ラムさんの母親によると、住宅建設会社「クイーン・ハウス」にカスタムメイドの住宅建設を依頼したところ、契約価格600万バーツのうち550万バーツを支払ったにもかかわらず、工事が4割まで進んだところで仕事を放棄されたという。

 被害者はこれまで、個々に消費者保護委員会に助けを求めたり、民事訴訟を起こしたりするなどしてきた。被害者10人は刑事訴訟に踏み切った理由について、「これ以上私たちのような被害者を増やさないため」としている。

 「クイーン・ハウス」の価格は他社と比較して安い上、たびたび住宅展示会のイベントなどにも参加して、家具やエアコンを無料でサービスするキャンペーンなどを行っていた。なお、今でも社名を変えて住宅建設業を続けているとのことだ。

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