2009年9月11日金曜日

新型インフルワクチン、動物実験でトラブル

 新型インフルエンザの第2波に備え、十分な量の予防ワクチンを確保することが急務となっているが、政府医薬品機構(GPO)は9月10日、動物実験でネズミの肺に炎症が認められたことから、臨床試験が3日程度延期されることになったと明らかにした。

 GPOによれば、ワクチンの安全性を確認するため、ネズミを使った動物実験が国立チュラロンコーン大学獣医学部で進められているが、そのうち1匹に肺の炎症が見つかった。

 ただ、GPOでは、「炎症がワクチンによるものかは現段階では不明」としている。現在、原因を解明する作業が進められており、数日中に結果が出る見通しという。

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