2009年10月11日日曜日

連合系新政治党、タイ国家威信党・タイ貢献党との連立の可能性を完全否定

 民主主義市民連合系の新政治党党首のソンティ氏は、10月10日行われたネーション・グループとの特別インタビューの中で、仮に同党が連立政権を組織するだけの票を獲得しても、これまで連合と対立関係にあったタイ国家威信党やタイ貢献党と手を組むことは絶対にあり得ないと語った。

 発言の中でソンティ氏は、仮に新政治党が60議席を獲得し連立政権を組織する権限を得たとしても、タイ国家威信党やタイ貢献党と連立する考えは無く、また党の執行部が連立を決断した場合は党首を辞任する考えである。もし、そのような事態になった場合は多くの大衆が党から離れていき党そのものの存続が危ぶまれる事になるだろうと語った。

 一方、政治的なポストに就く考えが無いとの従来からの発言を反故にして党首に就任した事に関しては、今もその考えに変わりは無く党を理想的な形にまで立ち上げ、誰でも党首になれる状態にまで党を持ち上げた後に党首の座を降り博士課程でこれまで学んできた比較宗教学の研究を進める考えであると語ったが、その後の情勢によりこの考えが変わり得る可能性は否定しなかった。 

 また、一部メディアがアピシット首相がゴープサック副首相の自宅で協議を行った際にソンティ氏が同席していたと報じている事に関しては、同副首相とは面識が無く、また自宅の場所すら知らないと語り報道を否定した。

 これに先立ち、ゴープサック副首相も同様に報道を否定した上で、ソンティ氏とは、まだ同氏がセミナー等にパネリストとして参加していた頃に同席した事がある程度の面識しか無い事を明らかにしていた。

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