タイのテレビ・新聞などの報道によれば、10月14日、13日夜にバンコクで切断遺体で発見された5歳の少年及びパトゥムタニー県内で発見された38歳の女性の殺害を認める供述を行っている40歳の男が、嘗て日本の巨大暴力団組織と関係していた疑いが浮上していると報じた。
警察筋によると、容疑者の入れ墨は日本のヤクザが好む図柄であり、タイで入れたものではないだろう。日本の暴力団の関与も疑われるとしている。男が関係していた疑いがある暴力団組織はバンコクのシーロムやパッポン等に勢力を伸ばしている、主に日本人実業家からの「みかじめ料」を資金源としている組織で、タイ字紙プーチャカーンによると、男が組織側からの指示により母子を殺害した疑いもあると見て警察側が捜査を展開しているという。報道映像等を見ると、出頭してきた男の両腕の上腕部に日本の暴力団員風の入れ墨が彫られているのを確認する事が出来る。
一方、事件に巻き込まれ唯一命を取り留めた女性とタイ人の前の夫との間に生まれた13歳の少女が、入院先の病院内で、空港からの車中で男と女性との間に口喧嘩はおろか会話らしきものすら一切無く、パトゥムタニー県ラートルンゲーオ郡内に着いた際に男がやおら拳銃を取り出して3人に向けて銃を発砲し女性と少年を殺害したと証言している事が明らかになった。
尚、車内で男が拳銃を発砲したとの証言は男の証言とも一致しているが、警察側は遺体に命中した銃弾の位置等から車外で発砲され、更に第三者が犯行に関わっていた可能性も含めて裏付け捜査を行っているとしている。また、少女によると、拳銃を発砲された際に死んだふりをしてその場を逃れたが、男の自宅についた際に生きているのがばれ手を合わせて命乞いをすると共に警察に他言しないと約束し何とか殺されずにすんだという。テレビ報道では、女性の2人の子供、特に13歳の少女は女性の日本人の夫の家族から虐待を受けていたという報道もある。
なお容疑者は、拳銃を3丁所持し、警察主催の射撃大会で賞をとったこともあり、拳銃の扱いには慣れていたとの事。
犯人の写真は、こちら!
http://pics.manager.co.th/Images/552000013217602.JPEG
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