プレム枢密院議長は10月15日、チャワリット元首相が野党・タイ貢献党に入党する前に、「よく考えほしい」と忠告していたことを明らかにした。寡黙で知られるプレム議長は、「国王陛下の側近」という立場から、特に政治的発言を避けており、今回のコメントは異例といえる。
反タクシンとされるプレム議長(元陸軍司令官、元首相)にとって、チャワリット元首相(元陸軍司令官)はかつての部下。そのチャワリット氏がタクシン支持派のタイ貢献党に参加する考えを示したことから、再考を求めたものという。同議長は、「わたしは『よく考えてほしい』ということばを使った。それは、国家・国民を裏切る結果になりかねないためだ」と説明。
しかし、「チャワリット氏は友人。わたしは、彼がやろうとしていることについて忠告できる立場にあると考えている。彼に対し悪意はない。彼が決めたことを非難するつもりない」とも付け加えた。
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