2009年8月19日水曜日

首相、26日迄の請願書の審査は不可能

 アピシット首相は18日、反独裁民主主義同盟が17日に王室管理事務所宛に提出した350万通に及ぶタクシン元首相の恩赦請願書の審査に最低60日間の期間を要し、同盟側が要求している26日迄の審査終了が不可能であるとの考えを示した上で、同盟に対して事実を歪めた情報で住民を扇動しないよう釘を刺した。

 この発言に先立ち、同盟幹部のジャトゥポン・プロームパン氏が、政府の役割は体裁を整えて請願書を王室に奏上するだけであるとして、政府側が請願書の奏上を先延ばしにするような事があれば26日にも大規模集会を招集する事になるだろうと発言していた。

 法務省のギッティポン次官によると、王室に提出された誓願は、誓願の内容を確認した上で、恩赦の誓願であった場合は、それが恩赦請願を行う権利がある判決に則り刑に服している者ないしは受益者と利害を共有する直接の親族であるか確認し、請願書の正当性を判断した後に法務大臣との間で最終的な取り扱いについて協議する事になるという。

 但し、仮に提出された請願書が公正な措置を要求するものであると判断された場合には、首相府内で所定の手続きに則った審査が行われ、また、公正な措置と恩赦の両方を要求するものであると判断された場合は、法務省矯正局による審査を経た後に法務大臣の判断を仰ぐことになるという。

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