タイで開かれていた東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議は10月25日、3日間の日程を終え閉幕した。ASEAN各国のほか、日本、中国、韓国、インド、オーストラリア、ニュージーランドの首脳が参加していた。懸念されたタイのタクシン元首相支持派によるデモ、暴動は起きなかった。
一連の会議では、ASEANの人権擁護・監視に取り組む政府間人権委員会の設立が決まったほか、食料安全保障とバイオエネルギー開発に関するASEANプラス3協力に関する声明が採択された。また、中国の温家宝首相がインフラ開発などASEAN支援に基金と融資で250億ドルを提供することを表明した。温家宝首相はタイのアピシット首相との会談で、タイの鉄道網への投資に関心を示した。
鳩山由紀夫首相は、自らが掲げる東アジア共同体構想をきっかけに新たな共同体の枠組み論議ばかりに焦点があたる結果となった。11月にはアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議が開かれ、共同体に米国を含めるかどうかの議論が本格化する。足元が固まりきらぬうちにASEAN各国は「大アジア共同体」構想へとせき立てられているようだ。
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