2009年10月31日土曜日

運輸相、「頭越し交渉」に強い不快感

 タイ地元紙によれば、10月29日、ソポン運輸相(国家威信党副党首)は、タウォン副内相(民主党所属)が国鉄労組を説得して列車の運行再開にめどを付けたことに対し、「労組との間で何が合意されたのか知らない。それを認めるつもりもない」と述べ、運輸相の同意無しに交渉が行われたことに不快感をあらわにした。

 タイ国有鉄道は、運輸省の管轄下にあるが、南部線でのストが長期に及び、特にソンクラ県ハートヤイ駅で職員が強硬な姿勢を見せていたことから、政権党・民主党は、同県出身のタウォン副内相を現地に送り込んだ。しかし、これが運輸相の反感を買うことになってしまったようだ。

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