今年で第8回目となる「タイ国たばこ・健康学術会議」が8月24日と25日、開催された。
喫煙規制が世界的に評価されているタイで11月に国際たばこ展「Tabinfo 2009」が開催されることについて、同会議に参加した保健省、市民団体関係者は強く反発。「タイの禁煙促進運動を嘲笑するかのような悪夢」と憤慨した。
ある市民団体幹部は、「まるで通常の『国際見本市』のような扱い。世界では毎年500万人以上が喫煙を間接・直接の原因として死亡しているというのに、タバコ業界を盛り上げるようなイベントの開催をだまって見過ごすわけにはいかない」と訴えた。
タイ政府は近年、タバコの広告・販売の規制強化に尽力。パッケージの健康被害に関する警告が強化されたほか、免税店での販売も停止された。また、店頭に並べて販売することも禁止されているため、保健省では、イベントの内容が法律に抵触しないかを詳しく調べる方針だ。
なお、国際たばこ展のメインスポンサー、「タバコ・レポーター・マガジン」(米国)ではタイを開催地に選んだ理由について、「タイのたばこ業界が、どのようにして厳しい規制を乗り越えているかを学ぶため」とタイでの開催理由を説明している。
タイ情報 人気ランキング
その他のタイ情報はこちらから
0 件のコメント:
コメントを投稿