地域経済活性化計画は「汚職まん延」

　地域経済の活性化を目的とした「足るを知る経済プロジェクト」で不正が繰り返されてきたとの指摘があるが、政府反汚職委員会（PACC）のタリット事務局長は8月26日、「これまでの調査で、地元政治家、サプライヤー、政府職員らが私腹を肥やすため汚職に手を染めていることが判明した。不正絡みのプロジェクトは投資額が合計5,000万バーツ程度にのぼる」と報告した。

　全国各地で実施されている同プロジェクトは、足るを知る経済・共同体開発事務所（SEO）が統括しているが、一部の職員がサプライヤーと結託して不正を働いており、これに地元政治家も関与しているとのことだ。