2009年8月27日木曜日

プーケット島での乱開発に警鐘

 外国人による「海岸買い占め」疑惑で注目される南部プーケット島だが、現地の天然資源環境事務所では、「この島にはもはや開発可能な土地など残っていない。既に5,000ライ(1ライ=1,600平方メートル)もの保護地がリゾート開発などで不当に奪われている」と指摘した。

 海岸沿いの住宅・リゾート開発では、保護指定地や公共地を不法に売買したケースもあるという。また、高台の住宅やリゾートについては、「海抜80メートルを超える土地での建設禁止」を規定した法律に違反するプロジェクトもある。このため、同事務所では詳しい調査を行い、違反が認められた場合には法的手段をとるとのことだ。

 同事務所では法的な問題以外に安全面に関しても強い懸念を示す。ポッポン所長は、「島の土壌は泥灰土のため、高台での開発は非常に危険。降雨や地震などで地すべりが起きることもありうる」と指摘している。

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