2009年9月2日水曜日

人事を巡って与党間の対立激化

 政府の主要人事を巡って政権党・民主党と与党第2党・国家威信党の対立が激化する様相を呈している。
 
 国家威信党は、管轄先の内務省、商務省、運輸省の主要ポストに同党に近い人物を据えようとしているが、これに対して民主党は難色を示している。さらに警察庁長官選びでも両党の意見は異なる。

 関係筋は、「民主党は、国家威信党による商務事務次官、運輸事務次官の人選を受け入れようとしていない。また、県知事を含む内務省高官の人事でも、県知事が総選挙で重要な役割を果たすことから、意見の衝突が予想される」と打ち明ける。
 
 現在、争点となっている定例人事異動は10月1日(新年度の開始日)発効となる。

 なお、国家威信党を牛耳るネウィン元タイ愛国党役員(公民権停止中)は、数十人に及ぶタクシン派議員を寝返らせた、民主党政権誕生の立役者。

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