南部リゾート地のパンガー県では、観光客が落ち込んでいるため、100軒以上の小規模ホテルが売りに出されている。
隣のプーケット島も状況は深刻で、ホテルやリゾートの売却が続いているほか、一時的に運休に踏み切る客船なども出てきた。
パンガー観光協会のキット会長は、銀行の貸し渋りが追い討ちをかけていると分析し、「政府支援に落胆している。2004年の大津波で壊滅的な被害を受けたカオラックにいたっては、いまだに世界クラスの旅行地としての再建が進んでいない」と不満を示す。
タイ・マーケティング連盟のソンブーン代表は、2009年のタイ観光の業績は前年比で70%以上落ちこんでいるとし、政治問題など多くの不安要因があるため、回復はかなり難航すると指摘している。
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