タイ流通大手セントラル・グループ傘下のホテル外食会社セントラルプラザ・ホテルは4―6月期の売上高が前年同期比2.4%増の19億9,300万バーツ、最終利益が26.8%減の2,200万バーツだった。世界的な不況や新型インフルエンザの流行、4月にバンコクで起きた暴動などで客足が落ち込んだが、バンコクの大型ホテル「センタラ・グランド・アット・セントラルワールド」の開業などで小幅増収となった。
ホテル事業の売上高は6%増の7億4,600万バーツ。「センタラ・グランド・アット・セントラルワールド」以外の既存ホテル17館は平均客室稼働率が前年同期を4.6%下回る57.2%に低下し、12%の減収だった。
「KFC」「ミスタードーナツ」といった外食事業の売り上げは1.3%増の12億2,200万バーツ。「ピザハット」のフランチャイズ契約終了などで不採算店を整理し、店舗数は昨年末の511店から6月末493店に減少した。
同業大手のマイナー・インターナショナルは4―6月期の最終利益が34%減の2億3,000万バーツだった。売上高は3%減の37億2,100万バーツで、ホテル・スパ事業が25%減の9億9,700万バーツ、外食が13%増の23億1,300万バーツ。ホテルの平均客室稼働率は前年同期の64%から44%に低下した。6月末時点の外食店舗数は1年前から120店増の1,084店で、このうち719店がタイ国内、365店がオーストラリア、中東などの国外店。
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