サウジアラビアの実業家たちが、アフリカで稲作事業に投資する動きを見せていることについて、タイ・コメ輸出業者協会のチュキアット会長は「将来的にタイのコメ輸出に影響するのは確実」と懸念を表明した。
稲作事業は、サウジアラビアの実業家らが国内消費用のコメの確保を目的にマリ、セネガルなどで実施を予定しているもので、スーダンやウガンダでも実施される可能性があるとされる。
だが、同会長によれば、アフリカで稲作事業が本格的に実施されれば、そのコメがアフリカ諸国やサウジアラビア以外の中東諸国にも供給され、これがタイのコメ輸出の減少につながるとのことだ。
一方、タイからアフリカへのコメ輸出で最大のシェアを誇るライスランド・インターナショナル社のウィチャイ社長は、「中東やアフリカの国々はコメ輸入を減らすため自ら稲作事業を開始しようとしている。これは、グローバル化が進む現代では避けられないこと」と述べている。
同社長はまた、このような状況下では、生産性や品質の向上でタイ米の国際競争力を強化し、輸出の維持・拡大を図るべきだとしている。
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