タクシン元首相の元義兄が警察本部長代行人事に不満

　タクシン元首相の元夫人のポヂャマーン・ダーマーポン女史の実兄として知られる国家警察庁副長官のプリヤオパン・ダーマーポン警察大将は6日、同じく副長官のウィチェン警察大将がパチャラワート警察庁長官の休職期間中の長官代行に任命された事に対して強い不快感を示した上で何らかの法的措置を講じる可能性を示唆した。

　発言の中でプリヤオパン副長官は、順当な人事が行われていれば副長官の序列のトップに位置し、また職務経験に関しても申し分が無い自分が長官代行に任命されていたはずであると指摘した上で、かかる政治的な思惑が絡んだ不当な人事に対して何らかの法的な措置を講じる事も辞さない考えであると語った。

　更に、プリヤオパン副長官は、パチャラワート警察庁長官が自分を頭ごなしに副長官に任命された背景にも同様に政治的な思惑があった疑いがあると指摘した上で、政治が警察の職務に介入する体質に不快感を示した。

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