アピシット首相は9月9日午後、パチャラワート国家警察長官を即日付けで首相府付きに更迭し、ターニー国家警察副長官を長官代行に据える人事を発令した事を明らかにした。
この措置は、先に国家汚職防止取締委員会が昨年10月7日の民主主義市民連合のデモ隊に対する強制排除に絡んでパチャラワート国家警察長官を職務遂行義務違反で刑事告発する方針を固めた事を受けた措置で、アピシット首相によると、ステープ副首相とニポン秘書官長と相談の上でこの人事を発令したという。
また、同長官は職位の売買疑惑に絡む1,800万バーツの予算の不正流用疑惑で調査の対象になっている。
パチャラワート長官は、サマック政権時代に解任されたセーリーピスット前長官の後を継いで長官に就任し、2空港を占拠した民主主義市民連合に対応する為にソムチャイ政権が非常事態を宣言した際に一端は首相府付きに更迭されていたが、実兄が防衛大臣として参画している現政権誕生直後に再度長官に復帰していた。
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