7月26日、8歳の少女エーちゃん(仮名)とその母親は女性保護団体「パウィナー財団」を訪れ、「娘が乱暴されたが事件がもみ消される可能性がある」と訴えた。
バンコク都内ブンクム地区に住むエーちゃんは学校の終わった後、寺院の境内によく遊びに来ていたが、そこで葬儀関係の仕事をしているセンチャイ容疑者(27)と親しくなった。
ところがある日、センチャイは寺院のトイレにエーちゃんを連れ込み乱暴。その後も寺院のトイレや自宅で11回乱暴し、そのたびに口止め料として20バーツを渡すとともに、「誰かに話したら痛い目に遭うぞ」と脅していた。
しかし、ついに我慢ができなくなったエーちゃんは、自ら警察署に電話。「最初、警官はいたずらと思ったのか信じてくれませんでしたが、繰り返して告げるとなんとか分かってくれました」と話している。
その後、警官が自宅を訪ねてきたため、母親は事件を知ることになり、すぐに警察署に被害届を提出した。
するとその直後、事件現場となったヌワンチャン寺の住職から呼び出されたため、訪ねたところ、そこに同席していた弁護士が、「被害届を取り下げてほしい」といい、2万バーツを差し出したという。
しかし、エーちゃんの母親はこれを拒否。さらに、「このままでは裁判に圧力がかかることは間違いない」と考え、パウィナー財団に助けを求めることにしたとのことだ。
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