2009年9月6日日曜日
タイの無国籍少年に臨時旅券、日本の紙飛行機大会へ
今月19、20日に幕張メッセで行われる「全日本折り紙ヒコーキ大会」に招待されたタイ在住の無国籍の少年、モン君(12)に、タイ外務省が4日、臨時旅券を発給した。モン君の国外旅行については、タイ内務省が「安全保障上問題がある」などとして難色を示したが、世論の高まりを受けアピシット首相が介入し、外務省にゴーサインを出した。アピシット首相に面会したモン君は、「日本に行けるようになりました。みなさん、応援してください」と喜びを語った。
モン君はタイ北部のチェンマイ生まれで、現在、チェンマイの小学校に通っている。両親はミャンマーからの出稼ぎ労働者。タイの紙飛行機大会で優勝したことから日本に招待されたが、内務省に出国希望を門前払いされた。その後、学校の教師とともにテレビのトークショーに相次いで出演し、困難な境遇にめげない健気な様子が同情を呼んだ。内務省幹部は番組で「大臣も行かせてあげたいと思っている。しかし残念なことに、法的な根拠、権限がない」と繰り返したが、キャスターに「前例がある」と切り返される場面もあった。
タイは周囲を軍事政権のミャンマー、社会主義のラオス、内戦で疲弊したカンボジアという経済発展が遅れた国に囲まれ、この3国から100万人を超える労働者が流れ込んでいる。ほとんどは不法就労で、漁船や精米所、建設現場などの労働者、家政婦などとして働いている。
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