欧米諸国などが民主化運動指導者アウンサンスーチーさんへの有罪判決で対ミャンマー経済制裁を強化しつつあることについて、アピシット首相は8月13日、「タイ経済に悪影響を与える」として、宝石禁輸措置には同意できないとの考えを明らかにした。
タイは、ミャンマー産宝石の主要輸入国のひとつ。
首相によれば、武器禁輸措置はタイにとって問題はないが、宝石の輸入は、タイの国内産業・輸出に直接影響するため、停止できないという。タイ政府のこの姿勢は、先にバンコクを訪れたクリントン米国務長官にも説明済みとのことだ。
関係筋によれば、国際社会では、スーチーさんへの有罪判決でミャンマー軍政への批判が強まっており、米国や英国が今後、近隣諸国による経済制裁強化に向けて東南アジア諸国連合(ASEAN)の議長国タイへの働きかけを強めることが予想されるという。
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