2009年8月12日水曜日

恩赦誓願による情勢激化が懸念される今こそ話し合いによる解決を!

 チャワリット元首相は12日、反独裁民主主義同盟が計画しているタクシン元首相の恩赦の国王への誓願により国内情勢が再度激化する恐れがあると指摘した上で、今こそ対立する両者が話し合いによる解決を目指し、国内の一致団結と貧困者支援を望まれる12日に77歳の誕生日を迎えられたシリキット王妃の期待に応えるべきであると指摘した。

 反独裁民主主義同盟側は、17日に王室事務所に対してタクシン元首相の恩赦請願書を提出する方針を明らかにしている。

 一方、この発言に対して民主党党首付報道官のテープタイ・セーンポン氏は12日、元首相として尊敬され、また反独裁民主主義同盟や赤シャツ軍団内にシンパが多くいるチャワリット元首相自らが率先して国王への恩赦誓願を断念するよう働きかけるべきであると指摘した。

 テープタイ報道官によると、国王への恩赦誓願は僅かにタクシン支持派からしか支持されておらず、また、現在国外逃走中のタクシン元首相自身が困難に晒されているのであれば、他人を使ってではなく自らの手で恩赦誓願を行っていたはずなのだという。

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